失敗しない壁紙の貼り方

壁紙を裁断するにも細心の注意を

 

壁紙は壁の高さ+6㎝(上下の貼りしろ各3㎝)の寸法で裁断します。そのさい必ず壁紙の断面が垂直になるように気をつけ、への字ヘラの縁に合わせて専用カッターの刃先の角度を垂直に入れて壁紙を切ってください。ななめに刃を入れると壁紙の断面もななめになり、壁紙の貼り合わせにすき間ができて継ぎ目が目だってしまいます。

 

2枚の壁紙の継ぎ目では切りこみ作業を途中で休まず、への字ヘラの直線に沿ってカッターの刃を滑らせながら下までまっすぐに裁断します。やむを得ず中断するときには、中断箇所にまち針をさして作業再開のポイントにしておきましょう。壁紙は無地柄でも上下があるので注意。切った壁紙は向きをそろえておいてください。

 

切った壁紙は丸めずに、ノリ側を内側にして軽くアコーディオンのようにたたんで貼る壁の真下に置き、壁紙裏面のフィルター部分を50㎝くらいはがします。脚立を使って必ず天井ぎわから貼りはじめますが、貼りしろ3㎝を忘れずに残してください。このとき壁紙が曲がらないよう垂直にするために、前述したタコ糸を縛った5円玉が活躍します。

 

刷毛を使って約1mほど仮貼りをし、上部位置が決まったら壁紙の中央部分にまっすぐ真下に空気を追い出しながら刷毛をかけます。続いて左右ななめ横下方向へ大きく外側に向けて刷毛をかけますが、一連の手順のポイントは、手早く、かつ空気を追い出しながらブラシする、の2点です。上の部分が貼れたら裏面のフィルターを一気にはがし、同様の作業を繰り返していきます。